普及活動
Activities
小学校での普及活動
大田原とうがらしプロジェクト
昭和40年頃の大田原は、全国でも有数の唐辛子栽培産地でした。
当時は大田原の主要な輸出農産物として大活躍しており、歴史的にみても大田原の人々と「唐辛子」とは、深い係わり合いがあります。しかし、社会環境の変化や円高等の影響から唐辛子栽培は衰退してしまいました。
平成15年から新たな観光資源を発掘しようと「とうがらしの郷づくり推進協議会」と「とうがらし生産者の会」を立ち上げ、「とうがらしの郷」の復活を目指し、令和元年7月、再びとうがらし生産量日本一に復活しました。
近年では『食の安全』が盛んに叫ばれるようになり、改めて消費者の目が安全性の高い国産品に移り変わってきているという状況にあります。
この国産品奨励の追い風に乗って、大田原の大地に再び唐辛子畑が広がりました。
その中から様々な唐辛子商品が開発・研究され、新名物「さんたからあげ」をはじめ、とんがらしラーメンや焼きそば、餃子・どら焼き・ようかん・まんじゅう・パン等は大田原の名物として、市内外の多くの人々の人気を集めてきております。
また、市内の小中学校の児童・生徒たちに「大田原と唐辛子の歴史」を知ってもらおうと、学校菜園で唐辛子栽培を導入しています。
当協議会が唐辛子の苗を無料配布し、子供たちにそれを畑やプランター等に植え付けをしてもらうもので、市内の全小中学校が参加しています。
自分たちで育てることで、大田原のとうがらしに対する子供たちの認知度も高まっていくと考えております。
最近では、収穫したとうがらしで七味づくりやラー油づくりの体験学習を行う学校もあり、より一層とうがらしについての理解が深まっているのではないでしょうか?