とうがらしとは

Red pepper

とうがらし畑

とうがらしの科学

「とうがらし」を植物学的に分類すると、ナス科のトウガラシ属にあたる。ピーマンやシシトウなどもナス科なので「とうがらし」の仲間ということになる。

辛味は、大辛・中辛・小辛に、無辛と区別される。小粒のものほど辛く、太くなると辛味は少なくなる。

辛味成分をカプサイシン(capsaicin)という。この成分は、その種の胎座にあたるわた状の部分に蓄積されているという。ちなみに、カプサイシンは種に多く含まれているといわれているが、それは誤解で、ワタのそばに生成されている種も十分辛いのだが、果皮やワタよりは辛味は少ないのが一般的である。

とうがらしパワー

「とうがらし」の辛さを利用すると料理を無理なく減塩することができる。高血圧が続くと血管にコレステロールが蓄積し、詰まったり、切れたりして、心筋梗塞や脳卒中などで突然死するというケースが最近の成人病の顕著な例である。

そのためには、塩分を一日十グラム以下に控えることが大切だ。

そこで「とうがらし」!!辛味の刺激は少し使うだけでも味を引き締める効果があり、塩気がなくても十分シャープな味わいが楽しめるはず。

また、辛味成分カプサイシンには血管を拡張させ血流をよくする働きがある、胃腸に送られる血液の量が増加し、消化・吸収がスムーズになる。

さらに!発汗が促がされるため、とうがらしを食べた後に相対的に涼しく感じられ暑気払いにもなる。そして!!体内の脂肪を燃焼する働きがあるという。

まさにダイエット効果も得られるのである。さらに!さらに!栄養学的に見ても優れており、カロチンは人参の三倍、ビタミンCはいちごより多く、その他ビタミンB1・B2、ナイアシン、カリウム、リンなども含まれている。

「とうがらし」は偏食しがちな現代人には有り難いスパイスなのだ!!

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とうがらし生産量日本一、とうがらしの郷 大田原

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